2024年4月現在、アメリカ入国においてワクチン接種証明書・陰性証明書・宣誓書の提出は不要です。アメリカに到着したらすぐに観光を楽しむことができます。
とはいえ、アメリカ入国での必要書類や手続きがあるので、渡航前にしっかりと確認しておきましょう。
この記事では、日本からアメリカへ入国する際に必要な書類や手続きをまとめています。
アメリカ渡航の準備をする際の参考にしてくださいね。
目次
必要書類や手続き
2023年5月以降、アメリカ入国の際に必要だったワクチン接種義務、ワクチン接種証明書の提示は撤廃されました。
PCR検査や宣誓書の提出、アメリカ入国後の隔離もなく、新型コロナウイルス以前と同様の渡航条件に戻っています。
それでは現在のアメリカの渡航に必要なものを整理しましょう。
※日本からアメリカへの短期滞在(90日以下の短期商用目的)を想定した手続きの流れになります。人によって順序や内容が入れ替わるケースもありますので、一例としてご参照ください。
・パスポート(帰国日まで有効なもの※入国時90日以上が望ましい)
・ESTA(アメリカ電子渡航認証)
・海外旅行保険への加入(推奨)
参考:在アメリカ日本国大使館
パスポート
アメリカ渡航において、帰国日まで有効なパスポート(日本のパスポートの場合)が必要です。ただし、アメリカ入国時に90日以上の残存期間があると望ましいとされています。
フライトの遅延やキャンセル、スケジュールの変更などを考慮し、パスポートの残存期間には余裕を持っておきましょう。
ESTA(アメリカ電子渡航認証)
アメリカに短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する(米国における乗り継ぎ含む)方は、ESTA(アメリカ電子渡航認証)を申請する必要があります。
査証(ビザ)は免除されていますが、米国行きの航空機や船に搭乗する前に事前にオンラインでESTAを申請しなければなりません。
事前にESTAの登録が完了していないとアメリカに入国をすることはできないため、必ず渡航前に準備しておきましょう。
ESTA申請時には21ドルの申請料金を支払わなければなりません。通常一度認証されると2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です。
ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になりますのでご注意ください。
基本的には3営業日以内に結果が出ますが、承認されなかった場合は大使館にて目的に応じた査証の取得が必要となります。
査証の取得には時間がかかるため、余裕をもってESTAを取得しておくことをお勧めします。
詳しくはESTAのサイトから確認し、登録を行いましょう。
海外旅行保険への加入
突然の事故、病気や怪我といった事態に備えるために、海外旅行保険への加入を強くお勧めします。
アメリカの医療費は、日本に比べかなり高額ということで有名です。
そのためクレジットカード付帯の保険では補償が十分でない場合もあるため、事前に調べ、
自分にあった保険に加入するようにしましょう。
その他
クレジットカード
アメリカで主に使用できるクレジットカードはVISAやMasterなどです。
日本でよく使用されるJCB は使用できない場合が多々ありますので、ご注意ください。万が一に備えて、1〜2枚程度持参することをお勧めします。\
アメリカではキャッシュレス化が進んでおり、カードのみ対応しているお店も少なありません。そのため、事前に自分が使用しているクレジットカードはアメリカで対応されているか確認しておくことが大切です。
またアメリカではカード決済の際に、4桁の暗証番号の入力が求められることがよくあります。
日本のように署名で済ませることは少ないので、渡航前に必ず 4 桁の暗証番号を確認しておきましょう。
インターナショナルバンク/デビットカード
日本で使用している銀行のキャッシュカードをそのまま海外で利用する方法です。
三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京 UFJ 銀行などでは、デビットカードで海外の金
融機関と提携し、日本のカードをそのまま海外の現金自動預け払い機で使用するシス
テムがあります。
ただし、引き落とし金額に制限があることや、引き落としの際の為替レートにも注意が必要です。詳しくは各機関にお問い合わせください。
SIMカード
海外へ渡航する際にはSIMカードは必需品といえます。
アメリカに到着後、空港で購入するというのも1つの方法ですが、現地での不安を少しでも減らしたいという方には、支払いから開通手続きまで事前に済ませた状態で渡航することをお勧めします。
SIMカードの使用にあたり、SIMロック解除や携帯とSIMカードの互換性、開通手続きなど様々な手続きや準備が必要です。
そのため、渡航前から余裕をもって準備しておくことをお勧めします。
私が現在利用しているSIMカードは、渡航前に上記全ての手続きを日本語でサポートしてもらいながら行えたので、非常に助かりました。
LINEによる日本語カスタマーサポートが充実しているため、渡航前やアメリカ滞在中に関わらず、SIMに関して気になることがあればいつでも質問でき、24時間以内にサポートが受けられます。
アメリカ国内のみならず、国際通話、テキストメッセージもし放題なので、まだSIMをどこにしようか検討中の方にはお勧めです。
入国の流れ・手続き
アメリカ入国の際は、最初の到着都市で入国審査を行います。流れは以下の通りです。
入国審査※地域によっては自動入国審査端末(APC)を利用可能
荷物受け取り
税関
入国審査
アメリカの一部地域の空港では、自動入国審査端末(APC)の利用が可能です。
機械でパスポートのスキャン、顔写真撮影、質問事項の入力、税関申告を行うと、レシートが発行されます。そのレシートとパスポートを審査官に提出して入国審査は完了です。
長い列に並ぶことなくスムーズにアメリカへ入国ができますよ。
荷物受取
入国審査後、預け入れ荷物を受け取ります。ここで自分の荷物があるかを確認しましょう。
直行便でない場合、間違えて荷物がアメリカではなく、乗り継ぎの国に忘れられているケースが稀にあります。
その場合は、荷物を預けた際に受け取った荷物タグの控えと搭乗券を持ってカウンターに行きましょう。
事情を伝えると、すぐに紛失証明書の発行をしてくれます。
税関
アメリカ入国の際には、申告するものがない方も、税関申告書の提出が必要です。
航空機内で配られるので事前に記入しましょう。自動入国審査端末(APC)を利用して入国審査を行う場合は、紙の税関申告書の記入は必要ありません。
アメリカ入国後は新型コロナウイルス以前と同様に隔離措置はなく、マスク着用義務も撤廃されているため自由行動が可能です。
アメリカ現地の最新状況
2023年9月現在、アメリカは入国制限が撤廃され、生日常もほぼ新型コロナウイルス前の状態に戻ってきています。
よって以前のように簡単にアメリカへ渡航でき、旅行も満喫できるでしょう。
ですが、アメリカは日本に比べ治安が悪く、昼夜関わらず物騒な事件が多く発生します。
犯罪に巻き込まれてからでは遅いため、他人事と思わず、防犯意識を高め、自分の身は自分で守ることが大切です。
そのため、なるべく夜に出歩くことや、治安の悪いエリアには行かないように心掛けましょう。
まとめ
本日はアメリカ渡航の際に必要な書類や手続きについてまとめました。
世界的にも新型コロナウイルスの影響がかなり減ってきており、海外旅行にも行きやすくなってきました。
本記事がアメリカ渡航をされる皆さんにとって少しでも役に立てれば幸いです。
是非この記事を参考に準備を進めていってください。
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